【保険の相談事例】養老保険について - 経営者、ドクター、資産家のファイナンシャルプランナー

【保険の相談事例】養老保険について

34歳独身女性「happy」様からご相談いただきました。

親が掛けてくれていた養老保険を引き継いで3年経過しました。

よくわからないまま、保険料を支払っていますがどんな保障内容でしょうか？
またこのまま続けていくメリット・デメリットを教えてください。

養老保険とは、例えば、1000万円で満期60歳の養老保険に加入すると、
60歳まで1000万円の死亡保障が付いて、60歳になると1000万円の満期金が戻ってきてその時に死亡保障が消滅するというものです。

バブル期にはいい総支払額＜満期金だったので、いい商品だったんです。
その良かった時のイメージで親が子供名義で養老保険に加入している例はかなり多いんです。

ただ、この方の場合は養老保険が100万、特約で死亡保障が900万が付いていました。
独身の方で1000万円の死亡保障があるわけです。
借金をしているとか、死んだら親か誰かにお金を残したいのというのなら別にいいのですが、特にそのような要望もないとのこと。

実は、養老保険と言っても特約の死亡保障900万円部分は掛け捨てになっているんですね。

総支払額160万に対し、戻ってくるお金は100万円。

養老保険だから払った金額全額＋利息が戻ってくると思って加入された親御さんにも説明すると、
「？？？、いい商品と思っていたのに・・・」
という反応でした。

なので、養老保険に加入している方は2点をチェックしてみてください。

・総支払額と満期金のどちらが多いか？
・不要な特約が付いていないか？

この方がどういった経緯で入ったかわかりませんが、特約をかなり盛られてしまって、返戻率が悪くなってしまっていました。

★ではどうしたらよいか？
これから続けていっても、無駄な保険料を払うだけです。
本当に必要な保証額を計算し、見直すといいでしょう。

★ご質問、こんなことについて聞きたいという方はコメントを残してください。

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