積立NISAは使いづらい
おはようございます。大阪はすっかり秋らしくなってきました。
■さて、積立NISAというものが2018年1月からスタートします。
毎年40万円までの掛け金とその利息は20年間非課税というもの。
いままでのNISAは100万円の掛金とその利息が5年間非課税でした。
この制度によって、学資保険などの代わりになるのでは?と期待されているようです。
学資保険は払うお金と受け取るお金があまり変わらずメリットが非常に薄れています。もちろん、契約者(親)が無くなれば、保険の機能があるので、保険金がおり、子供の学費は問題なくたまっているという効果はありますが。
学資保険は積立の率が悪いので、積立NISAの方がよくなるのでは?という話です。
■しかし、この積立NISAあまり使い勝手がよくないですね。
初心者向けの商品が多いのですが、つまり裏を返せばあまり利益の出ない商品ラインナップばかり。
あまり良くないラインナップなので、すこし勉強した人であれば、積立NISAよりもよい商品を選ぶでしょう。
かといって、初心者の方にわかりやすいかと言われればそうでもありません。
自分で、申し込みから銘柄の選定、金額をいくらにするか?
損が出たときどうするか?
そんなことを常に考えないといけません。
これは今まではプロがアドバイスしていました。手数料をもらって。
しかし積立NISAは手数料をもらえる仕組みになっていないので、アドバイスはありません。ネットで質問するくらいで、手続き方法を聞けるくらい。ライフプラン全体を見据えたアドバイスはしてくれないでしょう。
アドバイスをもらおうと思うと、プロに顧問料を払わないといけなくなります。
■政府は貯蓄から投資へと、口癖のように言っていますが、投資のアドバイザーを育成し国民みなさんにわかりやすく、損をさせないプロからアドバイスをもらえる仕組みを作るべきだと思います。
今の政府は、アドバイザーが自社の利益の為に、顧客を食い物にしているとか、手数料を下げるべきだとか、顧客の利益を優先させるべきだという、あたかも金融マンが悪者扱いされている論調です。
■われわれ金融マンは、そんな世間からの批判も真摯に受け止め、顧客の利益を最大化させるたゆまぬ努力が求められています。
マネーセミナーを開催しているので、ぜひご参加いただきたいです。
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