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義理人情よりも効率

時代の流れで、日本人特有の義理・人情が薄くなっているように感じます。

外国資本が続々と入ってきて、外国人も増えてきました。

外資系企業などは、短期的な利益を上げることが経営者の腕の見せ所です。

その結果、リストラをして利益を回復させたりは最たるものかもしれません。

リストラすれば、短期的に利益が上がるのは当たり前の話です。

ただ、長期的に見たらどうでしょうか?

人材がいなくなっているので、採用と教育に時間がかかります。

日本人的な感覚では、転職したというとどうしてもマイナスのイメージを持ちます。

また、転職市場も成熟していないので、転職先がいままでよりいい会社であることはまずないでしょう。

海外は、転職市場が確立されているのでスペシャリストはステップアップして転職することがたやすいです。

つまり、海外でリストラして業績を回復させる場合、リストラされた社員はよい会社に転職することも可能ですが、日本ではなかなかそうはいきません。

何が言いたいかというと、海外の経営者がやっているような手法をそもまま日本でやってもうまくいかないということ。

郷に入っては郷に従えという言葉通り、その国の歴史や国民性にあった経営が必要です。

日本は義理人情に厚い国です。

そこを大切にしない経営者、会社はいずれ廃れていくでしょう。

僕は海外に住んでいたので、そのあたりの日本の良さは逆にハッキリわかるんですね。

世界で一番長続きしている会社は日本の「金剛組」という建設会社です。

また、100年以上続く会社が世界で最も多いのも日本。

企業で言えば、利益を上げようとしているのか?

それとも文化を作り上げようとしているのか?

そのあたりの経営者の考え方によって今後の経営が左右されると思うのです。


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